突然の介護|自宅での生活|介護サービス

2023年03月03日

こんにちは。不動産アドバイザーの桑原淳子です。

 

私ごとですが、年末年始にかけて90代の両親がケガをしまして
初めて自宅内で車いすを使いました。

 

父は元々、脊柱管狭窄症で足腰に力が入らず不安定な状態でしたが
年末にあばらを傷めて受診。しかし、鉄人と呼ばれるだけあって父は
無事回復しました。

 

母は、1月3日に階段2段目から横向きに転落して打撲。
だんだん傷みが増してとうとう歩けなくなりました。


立ちすわりや車いす・トイレへの移乗、寝返りなどを介助すること
丸3日。私の腰が悲鳴を上げている頃、入院することになりました。

 

2週間で退院するまで、ケアマネージャーさんや福祉用具の業者さん
から環境を整えてもらい、自宅に戻ることができました。

 

入浴のためにデイサービス利用も予定していましたが体の状態が合わず
結局いまだに利用していません。

 

今回は骨折していなかったようで少しずつ回復し元気を取り戻して
来ています。


今回、突然訪れた介護。年齢からすれば別に驚くことではありません
が、知識や心構えは必要ですね。


私の場合、以前介護リフォームや福祉用具の担当で経験があったので
頭ではわかっていたつもりですが、介助の経験がありませんでした。

 

介護の大変さがよくわかりました。本当は、まだまだですが・・・。

 

母の介護で何日か有給休暇を使いましたが、長引く場合には他にも
介護休暇や介護休業という制度があるそうです。

 

どちらも要介護状態の家族の介護や世話のためにお休みできる制度で
介護休業はある程度まとまった日数を計画的に休む制度、
介護休暇は1日から数日突発的に休むことができる制度だそうです。

 

介護休業
期間:対象家族1人につき93日、3回まで分割取得可能
手続:原則2週間前までに申出
賃金:無し

雇用保険の給付:介護休業給付金を申請可能、賃金の67%くらい

 

介護休暇
期間:対象家族1人につき1年に5日
対象家族が複数の場合1年に10日
手続:休暇当日の申出も可
賃金:無し
雇用保険の給付:制度なし

 

自宅には手すりが付いていますが、寝室の入口ドアを引戸に変更したり
介護保険を使った住宅改修も検討しています。

 

もしご家族が歩行が不安定になって玄関の上がり下りが困難になったり、
敷居の段差でつまずきそうになったり、手すりが必要な場合は、市役所
の介護の窓口や地域包括支援センターに相談することをお勧めします。

住宅改修(段差解消や引戸への変更、洋式便器への取替、手すり取付等)、

福祉用具(ベッド、車いす、歩行器、手すり等)のレンタルや購入

(ポータブルトイレ、シャワーチェアー等)が出来ます。

 

介護認定申請をしておよそ30日以内に認定が下ります。(又は自立の判定)
介護度により使えるサービスが異なりますが、ケアマネージャーさんが
中心になって要望を聞き取り状態に合わせてサービスを利用できるよう
にして下さいます。

 

住み慣れた自宅で環境を整えて生活する、介護する家族の負担を軽減したり、
介護のために休職や退職しないで済むようにデイサービスやショートステイ
を上手に利用するといいですね。