土地売買|境界明示

2023年02月03日

不動産アドバイザーの桑原淳子です。

 

今日は節分。そして明日は立春です。

節分と立春の意味をよく知らないので調べてみました。

 

「立春(りっしゅん)は、二十四節気において春の始まりとされる日。

節分の翌日。 2023年の立春は、2月4日。

現代の日本では、国立天文台の観測によって、

『太陽黄経が315度になった瞬間が属する日』を立春としています。

 

立春とは、二十四節気(にじゅうしせっき)において、

春の始まりであり、1年の始まりとされる日。

 

二十四節気は紀元前の中国で生まれた、太陽の動きに基づいたこよみで、

1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割していて、
4×6=24なので、二十四節気…というのだそうです。

 

四季の最初が、立春、立夏、立秋、立冬。

この4つは「四立(しりゅう)」と呼ばれています。」

 

こんな意味があったんですね。

 

暦の上で春の始まりとは言え、1年で一番寒い時期。

春が待ち遠しいです。

 

ところで土地の売買契約では以下のような境界明示の一文があります。

 

(境界の明示)
第4条 売主は、買主に本物件引渡しのときまでに、隣地との境界を現地において明示する。

 

境界明示とは、境界に杭や鋲、金属プレート等を設置して境界を明確にすることです。

境界があいまいだとお隣さんとのトラブルのもとになるため境界明示が必要です。

 

私たち不動産業者が仲介する場合は

①法務局に地積測量図が登記されているか?

②現地に境界杭等がきちんとあるか?等を調査します。

 

もし①②が揃っていない場合は、地主さんに説明してから、土地家屋調査士さんに

境界明示を依頼します。きちんと境界明示されていれば買主様は安心ですよね。

ケースにより変わりますが、一般的には費用は地主さん負担です。

 

ただ境界を確定するには該当地の境界と周辺まで広範囲に調査し、隣地所有者から

立会してもらうため、通常2ヶ月程かかるところ雪が降る季節は3ヶ月程かかる

こともあります。

 

この時期は、余計に早く雪が解けないかなあ・・・と切に願います。

そして無事に境界が確定すると、ほっとします。